第138回天皇賞(秋)

今週は、東京競馬場で
第138回天皇賞(秋)が行われる。


第138回天皇賞(秋)は、
去年の覇者のメイショウサムソンの回避こそ残念だが、
ダービー馬ディープスカイ(四位)の参戦により、
豪華なメンバーが揃った


その豪華メンバーの第138回天皇賞(秋)では、
ダイワスカーレット(安藤勝)及び、
ウオッカ(武豊)の4歳牝馬2頭を抑えて、
ディープスカイが一番人気となりそうである。


ディープスカイは、
NHKマイルカップ及び日本ダービーを圧勝しており、
3歳牡馬では敵なしといえる。


よって、初の古馬相手となる第138回天皇賞(秋)においても、ディープスカイが好走する可能性は高い。


ただし、
皐月賞3着、日本ダービー4着の
マイネルチャールズが、札幌記念において、
インの5番手を追走する恵まれた展開にもかかわらず、
タスカータソルテと0秒9差の6着に
惨敗していることをはじめとして、
今年の3歳牡馬は、古馬との重賞で
ことごとく惨敗している


このことから、ディープスカイが圧倒的に強いのではなくて、3歳牡馬のレベルが低いので相対的にディープスカイが強く見えているだけの可能性もある。


よって、第138回天皇賞(秋)において、
古馬と初の対戦となるディープスカイが
過剰に人気になるようであれば、
馬券の期待値を高めるために、
ディープスカイを押さえに回すのも
一つの手
だと競馬理論では判断している。


一方、古馬陣では、
ダイワスカーレット及び
ウオッカの4歳牝馬2頭が
人気を集めそうである。


ダイワスカーレットは、
10戦7勝2着3回とパーフェクト連対を継続中であり、
有馬記念2着、産経大阪杯1着の実績から、
牡馬相手でも能力上位である。


特に、ダイワスカーレットは、前走の産経大阪杯において後の宝塚記念馬エイシンデピュティ及び菊花賞馬アサクサキングスを破っており、更に、ウオッカとの4度の対決で3回も先着を果たしており、対戦メンバー比較では断然といえる。


よって、第138回天皇賞(秋)においても、
ダイワスカーレットは、体調さえ万全であれば、
休み明けを克服して好走する可能性が高い


ただし、ダイワスカーレットは、
これまで勝利を収めたすべてのレースで
先行馬有利の展開及び馬場状態に恵まれて好走しており、
厳しい競馬を経験していないという点は不安材料である。


よって、
ダイワスカーレットが休み明けで
厳しい競馬を克服して
第138回天皇賞(秋)を制するようであれば、
秋のG1戦線の不動の中心となる可能性が高い
と競馬理論では判断している。


一方、ウオッカは、
去年の日本ダービー制覇の後、
勝ち星から遠ざかっていたが、
安田記念の圧勝で復活を遂げ、
休み明けで57キロの斤量を背負った毎日王冠でも、
2着に粘り込んだ。


なお、ウオッカの毎日王冠の2着は、休み明けで57キロの斤量を背負ってのものであり、初めての逃げる競馬で目標になってしまったことをも考慮すると悪い内容ではないが、開幕週の先行馬有利の馬場をマイペースで逃げての敗戦と考えると、あまりいいレース内容ではない。


ただし、ウオッカは、
近走で先行する競馬を身につけつつあるので、
第138回天皇賞(秋)がどんな展開になっても
対応可能である。


よって、第138回天皇賞(秋)においては、叩き2走目で順調に使える強みと逃げ差し自在の脚質面を考えると、ウオッカが連軸候補としては最適と競馬理論では判断している。


一方、ウオッカが2着に破れた毎日王冠組では、
3着のアドマイヤフジ(川田)、
4着のサクラメガワンダー(福永)、
5着のカンパニー(横山典)、
6着のオースミグラスワン(蛯名)、
7着のハイアーゲーム(藤岡)、
8着のトーセンキャプテン及び
16着のエリモハリアー(吉田豊)が
第138回天皇賞(秋)に出走を予定している。


アドマイヤフジ及び
サクラメガワンダーの毎日王冠の好走は、
開幕週のイン有利の馬場で
コースロスのない競馬をする展開に
恵まれたものであって、
レース内容的な価値は高くない


よって、第138回天皇賞(秋)においては、アドマイヤフジ及びサクラメガワンダーを馬券対象として取り上げる必要はない。


それならば、毎日王冠組では、イン有利の開幕週の馬場で外を回って追い込んだカンパニー及びオースミグラスワンに高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。


一方、ハイアーゲーム、
トーセンキャプテン及びエリモハリアーは、
毎日王冠で見せ場なく敗れたので、
第138回天皇賞(秋)で
一変する可能性は低い
と競馬理論では判断している。


一方、オールカマー組からは、
キングストレイル(北村)及び
エアシェイディ(後藤)が、
第138回天皇賞(秋)に出走を予定している。


キングストレイルのオールカマーの2着は、小回りの中山の前残りの馬場を単騎で逃げる展開に恵まれてのものであり、レース内容的な価値は高くない。


よって、
オールカマーのように楽に逃げられる可能性が低い
第138回天皇賞(秋)においては、
キングストレイルに高い評価を与える必要はない
と競馬理論では判断している。


一方、エアシェイディは、休み明けで追い込み不利な展開となったオールカマーでこそ、持ち味を発揮できなかったが、春のマイル王決定戦の安田記念においては、先行馬及びインをついた馬に有利な展開を大外から追い込んで掲示板を確保しており、展開さえ嵌ればG1でも通用する切れ味を秘める。


よって、
第138回天皇賞(秋)が前潰れの展開になれば、
エアシェイディが大穴候補の一頭になり得る
と競馬理論では判断している。


別路線組では、
ドリームジャーニー(池添)、
タスカータソルテ(ルメール)及び
アドマイヤモナークが第138回天皇賞(秋)で
注目される。


ドリームジャーニーは、
小倉記念及び朝日チャレンジカップで
力の違いを見せつけて圧勝しており、
充実した今ならば第138回天皇賞(秋)でも
好走できそうにも見える。


しかしながら、去年の秋の菊花賞、安田記念での敗戦が示すように、ドリームジャーニーは、一線級相手では少し能力が足りない。


よって、第138回天皇賞(秋)においては、
よほどの展開の助けがない限り、
ドリームジャーニーが勝ちきるまでは難しい
と競馬理論では判断している。


一方、タスカータソルテは、
去年の有馬記念馬マツリダゴッホを差し切って、
札幌記念を制しており、
単純なメンバー比較では第138回天皇賞(秋)でも
通用しそうである。


しかしながら、タスカータソルテの札幌記念の勝利は、本調子でないマツリダゴッホがハイペースを早め先頭で前の馬を潰す展開を後方のインで待機して脚を貯めさせる横山騎手の決め打ち騎乗が嵌ったものであって、内容的な価値は高くない。


よって、第138回天皇賞においては、
札幌記念でのマツリダゴッホの勝利だけで、
タスカータソルテに高い評価を与えるべきではない
と競馬理論では判断している。


一方、アドマイヤモナークは、
前走の京都大章典で大外を回って2着を確保しており、
京都大章典の内容だけ走れば
第138回天皇賞(秋)でも通用しそうである。


しかしながら、アドマイヤモナークにとっては、2000mでは距離が短すぎるので、自慢のスタミナを発揮できずにレースが終わってしまう可能性が高い。


よって、2000mで
距離不足の第138回天皇賞においては、
アドマイヤモナークに押さえ程度の評価を与えれば十分
と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第138回天皇賞(秋)に出走する
有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、枠順、展開、調教
及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第138回天皇賞(秋)の最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、
第138回天皇賞(秋)の予想をお楽しみに。